MidjourneyでStylizeを使う方法：完全ガイド2025

\n\n## はじめに

Midjourneyは、テキストプロンプトから素晴らしい画像を生成できる強力なAIアート生成ツールです。生成された画像の美的スタイルを制御するための重要なパラメータの1つは、--stylizeパラメータ（または略して-s）です。このガイドでは、Midjourneyで--stylizeを効果的に使用して、多様で視覚的に魅力的な結果を得る方法について、包括的なステップバイステップの説明を提供します。このガイドを読み終える頃には、このパラメータを操作して、AIが生成するアートワークの芸術的なセンスに影響を与える方法を理解できるようになります。

前提条件

始める前に、以下があることを確認してください。

• Midjourneyアカウント: 画像を生成するには、有料のMidjourneyサブスクリプションが必要です。
• Discordへのアクセス: MidjourneyはDiscordサーバーを通じて動作します。Discordアカウントを持ち、Midjourneyサーバーに参加していることを確認してください。
• Midjourneyの基本的な知識: プロンプトから画像を生成するための/imagineなど、Midjourneyの基本的なコマンドに慣れてください。
• Midjourneyプロンプトの理解: AIを誘導するための効果的なプロンプトを作成する方法を理解してください。

--stylize パラメータについて

--stylizeパラメータは、Midjourneyの美的スタイルが画像の生成にどの程度強く適用されるかに影響します。--stylizeの値が高いほど、より芸術的で、主観的で、時には抽象的な出力が得られます。一方、値が低いほど、プロンプトに忠実な画像が生成されますが、視覚的なセンスに欠ける場合があります。--stylizeの範囲は、使用しているMidjourneyのバージョンによって異なります。

• Midjourney V5, V5.1, V5.2: --stylizeは0から1000までの値を受け入れます。デフォルト値は100です。
• Midjourney V4以前: --stylizeは0から625までの値を受け入れます。デフォルト値は100です。（注：特定のニーズがない限り、古いバージョンの使用は一般的に推奨されません）。
• Niji V5: --stylizeは0から125までの値を受け入れます。デフォルト値は100です。

非常に高い--stylize値は、特にプロンプトが単純な場合、予測不可能または望ましくない結果につながる可能性があることに注意することが重要です。特定のニーズに最適なスイートスポットを見つけるには、実験が重要です。

ステップバイステップガイド：--stylizeの使い方

Midjourneyで--stylizeパラメータを使用する方法の詳細なチュートリアルを次に示します。

ステップ1：Midjourney Discordサーバーにアクセスする

1. Discordを開き、Midjourneyサーバーに移動します。

2. 画像生成用に指定されたチャンネルを選択します。これらは通常、#newbies-1、#newbies-2などの名前が付けられているか、Midjourneyボットが追加された独自のプライベートサーバーです。

ステップ2：画像プロンプトを作成する

1. チャットで/imagineと入力します。これにより、Midjourneyボットがアクティブになり、プロンプトボックスが表示されます。

2. テキストプロンプトを入力します。これは、作成したい画像の説明です。例：「夜のサイバーパンク都市景観」。

ステップ3：--stylizeパラメータを追加する

1. プロンプトの後に、--stylizeの後に数値を入力します。例：

   /imagine a cyberpunk cityscape at night --stylize 250
   

   このコマンドは、Midjourneyにサイバーパンク都市景観の画像を、スタイライズレベル250で生成するように指示します。

2. 省略形の-sを使用することもできます。

   /imagine a cyberpunk cityscape at night -s 250
   

ステップ4：画像を生成して評価する

1. Enterキーを押してプロンプトを送信します。Midjourneyは、プロンプトと--stylizeの値に基づいて、画像の4つのバリエーションの生成を開始します。

2. 画像が生成されたら、注意深く調べてください。--stylizeの値が全体的な美観にどのように影響したかに注意してください。

   • カラーパレット: 色はより鮮やかですか、それとも落ち着いていますか？
   • 構成: 構成はよりダイナミックですか、それとも静的ですか？
   • 詳細: より複雑な詳細がありますか、それともよりシンプルでミニマルなスタイルですか？
   • 全体的な「雰囲気」: 画像はより芸術的ですか、それとも現実的ですか？

ステップ5：異なる--stylize値を試す

1. これは最も重要なステップです。異なる--stylize値を指定してステップ2〜4を繰り返し、その影響を理解します。次のようなさまざまな値を試してください。

   • --stylize 0（または-s 0）：これにより、芸術的なセンスを最小限に抑えて、プロンプトに忠実な画像が生成されます。より現実的または平凡に見える場合があります。
   • --stylize 50（または-s 50）：スタイライズのわずかな増加。
   • --stylize 100（または-s 100）：デフォルト値。ほとんどのプロンプトに適した開始点。
   • --stylize 250（または-s 250）：中程度のスタイライズレベル。より芸術的な解釈を期待してください。
   • --stylize 500（または-s 500）：高度なスタイライズレベル。画像はより抽象的または様式化される可能性があります。
   • --stylize 750（または-s 750）：非常に高いスタイライズ。大幅な芸術的自由を期待してください。
   • --stylize 1000（または-s 1000）：最大のスタイライズ。画像は大幅に歪んだり、抽象化されたりする可能性があります。

2. 異なるバリエーションを並べて比較して、--stylizeパラメータの効果を確認します。

ステップ6：--stylizeを他のパラメータと組み合わせる

--stylizeパラメータは、他のMidjourneyパラメータと組み合わせて結果を微調整すると最適に機能します。いくつかの提案を次に示します。

• --ar <ratio>（アスペクト比）： 画像のアスペクト比を制御します。たとえば、ワイドスクリーン画像の場合は--ar 16:9です。
• --chaos <value>: 生成された4つの画像間のバリエーションを増やします。--chaosの値が高いほど、結果は多様になります。
• --quality <value>: レンダリング品質を決定します。値が大きいほど生成に時間がかかりますが、より詳細な画像が生成されます。（例：--quality 5）。
• --version <version number>: 使用するMidjourneyのバージョンを指定します。（例：--version 5.2または--v 5.2）。通常、最新バージョンを使用することをお勧めします。
• --seed <number>: 特定のスタイルを反復処理したい場合に、特定のシード番号を使用して同じ画像を再現します。

例：